もくじ
オーストラリアで銀行口座開設|オススメはどこ?
オーストラリアで銀行口座を開設するなら、必ず候補になるのが
- NAB(ナショナルオーストラリア銀行)
- Common Wealth(コモンウェルス銀行)
- West Pac(ウェストパック銀行)
- ANZ(オーストラリアニュージーランド銀行)
の大手4行になると思います。
「ワーホリでオーストラリアにきた!」「学生ビザでオーストラリアで新生活が始まる!」といった方にぜひオススメしたいのがING BANKです。
圧倒的に高い利息、口座維持手数料無料、さらに各種キャッシュバックなど、この銀行を使わない理由がなく、知らないと本当に損です。
そこで、本記事では オーストラリア銀行口座オススメの一つである ING BANK の高金利口座を取り上げ、特徴・メリット・注意点、そして実際の口座開設手順までわかりやすく解説します。

ING BANK オーストラリアとは?

「ING BANKって?聞いたことがない」「オーストラリアの4大銀行じゃないし少し不安」という方もいると思います。そこで、ING BANKについて簡単に紹介します。
グローバルに展開する信頼性の高い銀行
ING BANKはオランダに本社を置き、世界40カ国以上でサービスを提供する大手銀行です。そしてオーストラリアにおいても、オンライン銀行サービスを中心に展開しており、特に「Savings Maximiser(高利率貯蓄口座)」が非常に高い人気を集めています。
オーストラリアの4大銀行に入っていないのは、地場の銀行ではなくオランダの銀行だからなんですね。
ちなみに、世界銀行ランキング2025(総資産順)において、ING BANKは35位に位置しています。
(S&P Globalより引用)
実は、オーストラリアの銀行で最も順位の高いANZ(41位)よりも上なんです。
オーストラリアのミリオンセラー書籍でも紹介

Scott Pape氏の著作『The barefoot investor』は、オーストラリア国内で200万部以上を売り上げているベストセラー。本書は、個人資産を確実に増やしていく方法を実践方式でわかりやすく解説しており、オーストラリアではレジェンド的立ち位置の書籍です。
この書籍の中で、Scott氏はメインバンクをING BANKにすることを推奨しています。
ING BANKの魅力とは?
さて、ING BANKがなぜここまで評価されているのか、魅力を以下にまとめました。
強み | 内容・理由 |
---|---|
手数料無料・コスト抑制型設計 | 振込等の取引手数料が無料、定額維持費0。 |
キャッシュバック・報酬制度 | 電力や水道などの公共料金支払いに対して 1% キャッシュバック |
高金利貯蓄口座との連携 | 年利4.80%の高金利(Savings Maximiser) |
オンライン・デジタル銀行としての利便性 | 支払い、振込、定期振替、過去明細の確認、カード管理などをすべてインターネット/アプリで完結 |
競争力のある住宅ローン規模 | 2025年には、オーストラリア国内で非大手銀行として「モーゲージ貸出額」で6位になるという報道もある。 |
メリット
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高い利率:年利4.80%(2025年10月現在)の超高利率
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月額維持費なし:口座維持費、振込手数料ゼロ
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アプリで完結:入出金・管理がすべて専用アプリでできる
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国際ブランドデビットカード付帯:日常決済にも活用可能
デメリット
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英語での手続きが必要(ただし手続きはオンラインで完結)
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条件付きで金利が変動する(後ほど説明します)
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海外送金には別途手数料がかかる(これはどこの銀行も一緒)
なぜ金利が高い?高金利の背景
では、なぜオーストラリアの銀行口座は利率が高いのでしょうか?
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オーストラリア準備銀行(RBA)の政策金利が比較的高めで推移している
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インフレ対策として各銀行が競争的に預金金利を上げている
-
INGはネット銀行型でコストを削減し、その分を顧客に還元している
そのため、他国に比べて 預金金利が2〜3倍以上高い ケースも少なくありません。
注意点:ING BANK 条件付き金利の仕組み
「最大4.80%」と聞くと非常に魅力的ですが、実際には以下の条件があります。
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毎月$1,000以上の入金
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5回以上のデビット決済
-
Savings Maximizer(高利率貯蓄口座)の残高が先月の残高より増加
👉 つまり、条件を満たさなければ通常金利(約2%)に下がるため、利用ルールを理解しておくことが重要です。
そもそも、ING BANKをメイン口座として給料を受け取り、さらに生活費の決済をしていれば上記の条件は自然と満たされることがほとんどだと思います。しかも、給与水準の高いオーストラリアなので、ハードルはかなり低いはずです。
条件を満たした場合と満たさない場合
条件 | 金利 | 特典 | 注意点 |
---|---|---|---|
条件を満たした場合 | 最大4.80% | ATM利用無料・高利息付与 | 入金・利用条件あり |
条件を満たさない場合 | 約2.0% | 基本機能のみ利用可能 | 利息が半減以下に |
👉 したがって、ING BANKはメインバンクとして使用し、自ずと条件が達成されるような仕組みにしておくことをオススメします。
主要4銀行との違い
以下はオーストラリア主要4銀行とINGの利率・特徴比較です。
銀行名 | 普通預金金利 | 特徴 | 口座維持費 |
---|---|---|---|
ING BANK | 最大4.80%(条件付き) | オンライン完結・高利率 | 無料 |
Commonwealth Bank | 約2.3% | 国内最大手で安心感 | $4/月(条件で無料) |
Westpac | 約2.5% | 長期利用者に人気 | $5/月(条件で無料) |
NAB | 約2.4% | ATM網が広い | 無料 |
ANZ | 約2.2% | 外国人向けサポートあり | $5/月(条件で無料) |
ちなみに、大手4行の中ではNABも無条件で口座維持手数料が0であり、比較的使い勝手が良いです。したがって、メイン・サブとしてINGとNABの2行を利用するのもオススメです。
ING BANK オーストラリア口座開設の手順(How-to)
さて、魅力溢れるING BANKですが、口座開設もオンライン完結でとても簡単なんです。以下にそのステップを詳しくまとめておきます。
最初に注意点として、18歳以上であること、オーストラリアに住所があること(シェアハウス可)、オーストラリアの電話番号が必要になります。つまり、オーストラリアでの生活がスタートしてからでなければ口座の申し込みはできないので注意です。
ステップ1:公式サイトにアクセス

まずはING BANKオーストラリアの公式サイト(ING BANK Australia公式)にアクセスし、Open my accountというボタンから手続きをスタートしましょう。また、英語が不安な方はGoogle翻訳を併用することでスムーズに入力が進められます。
ステップ2:個人情報を入力

まず、一番最初にWhat type of account would you like? – Just for you or someone else?という質問から始まります。
これは口座を個人で使用するか、誰かと(例えばご夫婦やカップルで)使用するかという質問で、個人で使用する場合は「Single account」を選択してContinueしてください。

次に、個人情報を入力していきましょう。
「Title」
男性:Mr./未婚女性:Ms./既婚女性:Mrs. 他にもDoctorなどといった選択肢もありますが、Mr./Ms./Mrs.からの選択で特に問題ありません。
「First name」
お名前(Yamada Taroさんの場合Taro)
「Middle name」
I don’t have a middle nameにチェック

「Surname」
苗字(Yamada Taroさんの場合Yamada)
「Are you known by any other name?」
NO
「Date of your birth」
生年月日 *注)日/月/年の順で入力してください。
「Gender」
女性:Female / 男性:Male
「Mother’s maiden name」
お母様の旧姓を入力(ログインパスワードがわからなくなってしまった時などのセキュリティ用の質問)
ここまで入力が終わったらContinueで次のステップに進みましょう。
ステップ3:連絡先を入力

「Email address」
連絡がつくメールアドレスを入力
「Mobile」
オーストラリアの+61から始まる電話番号を入力
「Other phone(optional)」
空白で構いません
「Residential address」
現在の住所(必ずオーストラリアの住所が必要)
「My postal address is same as my residential address」
チェック
「How lond have you lived at your current address?」
現住所にどれくらい住んでいるか→3年以上:Three or more years/3年以下:Less than three years
「Previous residential address」
現住所の前はどこに住んでいたか→オーストラリア国内:In Australia/オーストラリア国外:International
こまで入力が終わったらContinueで次のステップに進みましょう。
ステップ4:国籍や収入源を入力

「Nationality(Citizenship)」
JAPANと途中まで入力するとJAPANが選択可能
「Are you a citizen of another country?」
NO
「Which country were you born in?」
JAPANと途中まで入力するとJAPANが選択可能
「Which town or city were you born in?」
出生地の都道府県をローマ字で入力

「Is Australia your sole residence for tax purpose?」
Yes
「What’s your primary source of income?」
あなたの主な収入源は何ですか?という質問です。普通にお仕事をされている方はプルダウンの中からEmployment/salary/Jobを選択
「How have you mainly paid for your assets?」
財産の購入はお主にどの収入で賄っていますか?という質問です。上の質問と同様、普通にお仕事をされている方はプルダウンの中からEmployment/salary/Jobを選択
こまで入力が終わったらContinueで次のステップに進みましょう。
ステップ5:Savings Maximiser(高利息口座)を作成

「Yes, I would like a no fee Savings Maximiser」
ここに元々チェックが入っているはずです。そのまま次のステップに進みましょう。
ステップ6:利用規約に同意して申し込み

「Promotion code」
『Kau632』と入力(Kは大文字)口座開設ボーナスで$100もらえます。
「What brought you here today?」
何を見て申し込みましたか?という質問です。もしこのブログをきっかけに申し込んでくださった場合はInternetが当てはまると思います。
ここまで入力が終わったらContinue to next stepで次へ進みます。あとは画面の指示に従って、申し込みを完了してください。
資産形成の要となるING BANK
ING BANKの口座は単なる「お金の置き場」ではなく、資産形成のスタート地点として活用してください。
1:高金利で資産の目減りを防ぐ
インフレ傾向にあるオーストラリアでは、低金利の口座に資金を置いておくと実質的な資産価値がどんどん目減りしてしまいます。しかし、INGの高金利口座を利用することで、資産の価値を守ることができ、年リターン5%に近い資産運用ができます。
2:投資口座へのステップ
銀行に預けただけで年リターン5%は破格ですが、それ以上の投資利回りを求める場合はやはり投資を学ぶ必要があります。「社会人必読!お金について学べる本」や「証券口座オススメランキング」などの記事もぜひチェックしてみてください。
3:副業収入の受け皿
さらに、オーストラリア滞在中に副業をしている人は、ING口座を収入の振込先に指定することで、より条件の達成が容易になります。「稼げる副業プラットフォーム」なども参考に収入源を広げ、確実に高利息を受け取りましょう。
実際の体験談

筆者は以前にワーホリでシドニーに滞在していた時にING口座を利用していました。実は最初はING BANKの存在を知らずNABを使っていたのですが、ネットでたまたまING BANKの存在を知り口座を開設しました。
口座開設後は給与振込口座をINGに変えてもらうことで毎月$1000以上の入金条件は難なくクリアしていました。さらに、普段からINGのデビットカードで買い物をするようにしていたので月5回以上の使用条件も自然とクリアされ、常に高金利を維持できました。
よくある質問(FAQ)

Q1. INGの高金利はずっと維持されますか?
A. いいえ、金利は市場状況によって変動します。しかし、オーストラリアの金融政策は金利が高い傾向にあるため、長期的にも魅力的な水準が維持されやすいです。
Q2. 学生やワーホリでも口座を開設できますか?
A. はい、可能です。パスポートとビザがあれば基本的に開設可能です。ただし、短期滞在者は条件を満たしにくい場合があるため注意が必要です。
Q3. 日本から送金する際におすすめの方法は?
A. WiseやRevolutといった海外送金サービスが手数料が安く便利です。個人的にはWiseが使いやすくオススメです。参考:Wise 公式
まとめ:オーストラリア 銀行口座 オススメはやはりING BANK
さて、ここまでオーストラリア 銀行口座 オススメとしてING BANKの魅力を徹底解説してきました。金利が高いことに加えて、手続きがネット完結で手軽なところも利点の一つだと思います。
ぜひ口座開設ボーナス$100をゲットし、さらに世界的にも高水準な利息を受け取ることでご自身の資産を堅実に育ててください。
